フロントのスプロケットをエンジンスプロケットまたはドライブスプロケットというらしい。
今回、交換の理由は磨耗ではなく、「 ギアを低速にふる 」 ことが目的。
リアに比べフロントは低価格だから、ということでまずはフロントの一丁落としを選んだ。
サークリップはこうしたサイズ違いの物とセットになっている物しかなかった。
はずしたサークリップの内径は16.2ミリだったので、「 12〜16のCセット 」を買った。
これより大きいサイズのDセットは18から始まる。
16.2ミリなんてない。 もしかして付けている間に広がったのかな?
プライヤーでつかんで思いっきり引き抜こうとしたら、バイクが、いやいやタイヤが浮いた。
おいおい倒れちゃうよ。
真っ直ぐにしたつもりがまだ曲がっているかな? と思い、金づちで叩きながらプライヤーで引っ張る。
下から叩いてもダメだ。
たぶんナットの溝とアクスルの割りピンの穴が少し重なっているんだ。
真っ直ぐの割りピンを叩き入れたとしか思えない。 格闘すること10分間くらい・・・
思いついた手段は・・・ オープンスパナでナットを少しだけ緩める。 舐めたら交換。
さすがに短いスパナでは回らないのでメガネでややこしいながらも延長(汗)
割りピンを引っ張りながら・・・ 舐める前に少し回ったか? やっと抜けた。
マニュアルには
「 ナットの溝とアクスルシャフトの割りピンの穴が一致していない場合は、次に一致するまで時計回りに回す 」
「 溝が一番近い穴を過ぎてしまったら、一度ゆるめてから再度締め付ける 」 とある。
クリップをはずすだけなんて楽だね。 新品と比べるとやはり16ミリより大きいような・・・
スプロケ自体の厚さは同じだが歯の形状が違う。 チェーンに優しくないような気がする。
今回、サークリップは再使用した。 ホントはダメ。
16ミリがはまるかどうか試せば良かった。 1個づつ買えるような店でサイズについて聞いてこよう。
フロントの変更で体感できなかったので今度はリアの変更。
リアのスプロケットはドリブンスプロケットという。
ノーマルが31丁なのに対し、「 とりあえず3丁増しが妥当 」 とアドバイスをもらったことがある。
なので34丁を選ぼうと思ったが、1丁くらい多くてもわからないだろう。
店員さんは、チェーンの長さはホイルが一番前の状態で調整すると言っていた。
この時点では真ん中くらい。
もしかしたらフロントを15丁に戻すかもしれないし・・・
それどころか、ワルノリしてもっと大きいものをつけるかもしれない(笑)
というか最初からイキナリ最短にするのはイヤだ。
とりあえず、4コマ増し。 6コマ切ることにした。
実はサンダーでチェーンを切るなんてのは人生初めて(笑)
こうして頭さえ削ればもうはずれると思っていた。 ( 普通ははずれる )
ピンの部分をドライバーとハンマーでコンコン・・・ あれ?
何だか一体化しているような・・・ 削るのは反対側?
せっかくフロントのスプロケに通したのにチェーンを抜いて反対側も削る。
それでも取れない。 ウェスの上にチェーンを置いてサンダーで削るのはコワイ。
やりかたが間違っているのかと思い、構造を観察する。 普通は取れるわな。
仕方なく隙間にマイナスドライバーを入れ、叩いたら取れた。
使うほうのチェーンに傷がつくのがイヤで最初はやらなかった。
1速がすぐに頭打ち ( 当たり前か )
2速発進が出来る ( やらないけど )
ターンするときに、2速だと力が足りない感じがしていたが解消した ( まるで1.5速みたい )
これなら 「 1速に落とそうか 」 と迷わなくていい
後日、102リンクに変更した。
チェーン調整の位置がかなり後ろまで来た。
スプロケをこれ以上大きくしない予定。
が理由。
1ヶ所だけ ( ピンのカシメ ) をサンダーで削って取ろうとしたが難航した。
やはり上の記述のように切るのが自分的には早いようだ。