メンテナンス日記 12



スプロケット交換 KSR110


これらを参考にして何か問題が起きても私は責任を取りません。 え? 参考にもならないって?

実施日 2008年04月29日

フロントのスプロケットをエンジンスプロケットまたはドライブスプロケットというらしい。

今回、交換の理由は磨耗ではなく、「 ギアを低速にふる 」 ことが目的。
リアに比べフロントは低価格だから、ということでまずはフロントの一丁落としを選んだ。

買ってきたのはアファムの14丁とサークリップにベータピン。 ( Rピンと書いてあるね ↑ )

サークリップはこうしたサイズ違いの物とセットになっている物しかなかった。
はずしたサークリップの内径は16.2ミリだったので、「 12〜16のCセット 」を買った。

これより大きいサイズのDセットは18から始まる。
16.2ミリなんてない。 もしかして付けている間に広がったのかな?

さて、まずはカバーをはずして、その前にリアのアクスルを緩めないとな。

KSRはこうしてアクスルボルトに割りピンが入っている。 真っ直ぐにして・・・ あれ? 抜けない?

プライヤーでつかんで思いっきり引き抜こうとしたら、バイクが、いやいやタイヤが浮いた。
おいおい倒れちゃうよ。
真っ直ぐにしたつもりがまだ曲がっているかな? と思い、金づちで叩きながらプライヤーで引っ張る。
下から叩いてもダメだ。

たぶんナットの溝とアクスルの割りピンの穴が少し重なっているんだ。
真っ直ぐの割りピンを叩き入れたとしか思えない。 格闘すること10分間くらい・・・

思いついた手段は・・・ オープンスパナでナットを少しだけ緩める。 舐めたら交換。
さすがに短いスパナでは回らないのでメガネでややこしいながらも延長(汗)

割りピンを引っ張りながら・・・ 舐める前に少し回ったか? やっと抜けた。

抜けたあとでもこんなに重なっている。

マニュアルには
「 ナットの溝とアクスルシャフトの割りピンの穴が一致していない場合は、次に一致するまで時計回りに回す 」
「 溝が一番近い穴を過ぎてしまったら、一度ゆるめてから再度締め付ける 」 とある。

思わぬところで時間を潰してしまった。 さて本題に。

クリップをはずすだけなんて楽だね。 新品と比べるとやはり16ミリより大きいような・・・

左がノーマル15丁で右がアファムの14丁。 ノーマルにはガイドらしいものがついている。
このガイド、あったほうがいいような気もするが、サンスターにもガイドはなかった。

スプロケ自体の厚さは同じだが歯の形状が違う。 チェーンに優しくないような気がする。

取り付け部を一応キレイにして取り付け開始。 ただはめるだけ。
サークリップは面取りしてある側を内側へ向ける。

今回、サークリップは再使用した。 ホントはダメ。
16ミリがはまるかどうか試せば良かった。 1個づつ買えるような店でサイズについて聞いてこよう。

ベータピンの出番はココ。 割りピンは何となく好きではない(笑)


実施日 2008年08月10日

フロントの変更で体感できなかったので今度はリアの変更。

リアのスプロケットはドリブンスプロケットという。

アファムの34丁を探したがメーカー欠品と言われた。 その他の歯数でも同様。
そこで偶然見つけたキタコの35丁をつけることにした。

ノーマルが31丁なのに対し、「 とりあえず3丁増しが妥当 」 とアドバイスをもらったことがある。
なので34丁を選ぼうと思ったが、1丁くらい多くてもわからないだろう。

ホイルをはずす前にナットを緩めておく。 簡単に緩んだので、たぶんはずしてからでも良い。

ノーマルと比べ、かなり大きい35丁のスプロケ。 チェーンは足りるのか・・・?

取り付けようとするとボルトが下に落ちてナットがかからない。 ・・・はて?

はずしてから付ければいいんだ。 ついでにキレイにしてグリスアップ。

案の定チェーンが足りない・・・
ギリギリで入らないこともない・・・ いや入らない。
34丁だったら入ったかもしれないのに・・・ なんて言ってる場合じゃないよ。

そこで買ってきたのが、店員さんおススメの 「 NZ3 」 110リンク。 ( ノーマルは100 )
ノーマルの 「 DS 」 よりひとつ上のランクだが、シール入りではない。

チェーンが少し大きいかな? クリップの大きさは変わらないようだ。
さて何コマ足りないのか?

店員さんは、チェーンの長さはホイルが一番前の状態で調整すると言っていた。
この時点では真ん中くらい。

もしかしたらフロントを15丁に戻すかもしれないし・・・
それどころか、ワルノリしてもっと大きいものをつけるかもしれない(笑)

というか最初からイキナリ最短にするのはイヤだ。
とりあえず、4コマ増し。 6コマ切ることにした。

もうスプロケにチェーンをかけたあとなのでこのまま削ることにした。
光っているのはカシメた頭をサンダーで削ったところ。

実はサンダーでチェーンを切るなんてのは人生初めて(笑)
こうして頭さえ削ればもうはずれると思っていた。 ( 普通ははずれる )
ピンの部分をドライバーとハンマーでコンコン・・・ あれ?
何だか一体化しているような・・・ 削るのは反対側?

せっかくフロントのスプロケに通したのにチェーンを抜いて反対側も削る。
それでも取れない。 ウェスの上にチェーンを置いてサンダーで削るのはコワイ。

やりかたが間違っているのかと思い、構造を観察する。 普通は取れるわな。
仕方なく隙間にマイナスドライバーを入れ、叩いたら取れた。
使うほうのチェーンに傷がつくのがイヤで最初はやらなかった。

チェーンを張ってやっと完成。 かなり後ろの方に来たので102リンクでも良かったかな。


走った感想は・・・

1速がすぐに頭打ち ( 当たり前か )
2速発進が出来る ( やらないけど )
ターンするときに、2速だと力が足りない感じがしていたが解消した ( まるで1.5速みたい )

これなら 「 1速に落とそうか 」 と迷わなくていい

削っているときの苦労が伺える・・・ どこまで削ってんだ?
切ったチェーンで携帯のストラップ作成・・・ なわけねーだろ(笑)


実施日 2008年09月13日

後日、102リンクに変更した。

チェーン調整の位置がかなり後ろまで来た。
スプロケをこれ以上大きくしない予定。
が理由。

1ヶ所だけ ( ピンのカシメ ) をサンダーで削って取ろうとしたが難航した。
やはり上の記述のように切るのが自分的には早いようだ。